eva3

アニメオタク外人さん
最初に序と破を観たとき、破のほうが面白いと思った
序は導入に過ぎないと思ったから
しかし全体を観終わったあとは序のほうが面白かったと感じる
自分がエヴァTVシリーズや旧劇を好きな理由はキャラクターの描写にある

精神的な問題を抱えた人物がそれを乗り越える様を見るのが好きだ
新劇場版にそういう展開はなかった
キャラクターではなくアクションに重点が置かれていた
今までアクション中心にエヴァを見たことはなかったけれど、素晴らしい出来だった

テクニカルな視点で言うと、戦闘シーンを盛り上げるため音楽に力を入れていたことが見てわかった
美しいと言わざるを得ない
使徒は脅威的に見えるようアップグレードされていたし、戦闘自体も派手さが増していた

破で気になったポイントはキャラクターへの扱い
自分が好きなキャラはアスカで、理由は彼女の「人に求められたい、認められたい」というバックストーリーに感動したから
でもこの「式波」版アスカにはそれがない
名残があるとすればソロで闘いたがることくらい

見たいのは裏話なんだよと思ったけれど、Qで起こったタイムスキップを鑑みると尺的な意味でカットしたのかもしれない
アスカはシンジに対し何らかの感情を抱いているようだが、動機の部分が描かれないので一般的なツンデレキャラクターに留まっている

シンジに関して言えば最初のうちは大丈夫だった
序と破で描かれる彼の動機、行動はTVシリーズと似ていたけれど、どういうわけか今回は彼に感情移入できなかった
確かに今回TVシリーズと比べて深く掘り下げられていた
おそらくその理由はシンジの「心」にテーマが絞られているからだと思う

苦情を言いたいのはQだ
シンジは罪悪感に苛まれ、すべてをやり直そうとしていた
あんなトゲトゲした人に囲まれてたら逃げたいと思うのは普通だ
それでも彼にはまだ正気が残っていた(残っている風に描かれていた)
映画の最後であんな馬鹿な真似をする理由はなかったはずだ

シンジはカヲルの忠告を無視した
彼は信頼の置ける人物であり、「やり直す」方法をシンジに教えた人物だ
しかもそれが罠だったということに気づき、子供でも分かるよう説明した
カヲルが戸惑って喋ってる内容を近くで聞いていたはずだし、「やっぱりやめよう」的なことを言っていた

カヲルは無駄死にだった
オカシナ作劇法のせいで急にシンジのIQが100も下がった
これがなかったらもっと上手くいってたはずだ

綾波レイは破との繋がりを感じられる唯一のキャラクターだった
彼女はより人間らしくなり、オリジナルシリーズで描かれたどんなレイよりも主体性があった(旧劇を除く)

新劇で庵野はレイというキャラクターに具体的な目的を与えたように感じられた

しかしQでプレーンな人格に戻ってしまい、映画全体で無感動な彼女を見るのは寂しい思いがした
最終的にレイはアスカ、シンジについていくからまだ希望が持てるけど
前みたいに心の変化が起こるかもしれない
シンジの頭の中でレイの声が聞こえたシーンもあったしから、完全に別人格になってしまったわけじゃないと分かる
何にせよ次の映画で明らかになることを願ってる

全キャラ別人のようだったけれど、唯一カヲルは彼のままだった
今までと同じく謎に満ちていて、どちら側についているのか分かりづらい
最初彼を信頼するか確信が持てなかったが、最後には謝りたい気分になった
彼は本心からシンジの幸福を願っていて、それを見届けることなく死んだ

彼の存在は作中の時間がループしているという理論を裏付けるものだ
カヲルとの対話のうちいくつかはループを前提にしなければ成立しない
とにかくストーリーが期待はずれだったから他のキャラクターについては何も言わない
次作ですべての謎を明かしてほしいが、謎のまま終わりそうな気がしてる

俺はエヴァンゲリオンに関する否定的な意見を聞くのが嫌い
Qが物議を醸していたのは知ってたけれど、ここまで失望するとは思わなかった
まどか☆マギカの映画が批判されてたが、それでも自分は好きだった
てっきりそういう類の論争かと思ってた

Qはメカ好きにとって嬉しいシーンがたくさんあったからこそ残念だ
2つの派閥、見事な戦闘、宇宙空間での闘い、飛行戦艦、世界が滅びた経緯
これは新しいオリジナルアニメの1作目に見えた
でもそうじゃない、これはエヴァ新劇の3作目だ

新しいロボットアニメを作ろうとした庵野が、その内容を無理矢理エヴァに入れ込んだみたいだ
最後には素晴らしい解決が見られると確信しているが、Qまでを見た感想だと「失望した」としか言えない
最後にひとつ
マリは何者?
登場してからずっと無意味なんだが
エヴァの操縦もそこまで上手くないしストーリーにも影響しない

アニメオタク外人さん
前々から言おうと思ってたんだが……カヲルの人気が凄まじい
関連商品の売上はどれも非常に高く、人気度はアスカの次に位置してる
自分も彼を愛する者のひとりだが、その人気の高さ、単に女性人気があるだけではないということに驚く


アニメオタク外人さん
>>2
たしかに驚きだ
TVシリーズでは1話しか出てないし、旧劇はカメオ出演だ
それなのに多くのファンがいる
少年✕少年好きの女子人気以外の理由を挙げるなら、カヲル君はシンジに対しある性格を与えたからだと分析できる

シンジが人生に絶望したときに彼が現れ愛を与えた
カヲル君の役割はシンジに生を選ばせること
サードインパクトの際の決定に大きな影響を与えた
登場シーンは短いけど効果絶大だったな

とはいえもし自分がエヴァンゲリオンを見たことがあって、作品に関する議論をなにひとつ見たことがなかったとしたら、カヲルが人気キャラだと思わなかっただろう
この作品で3番目に好きなキャラを選ぶのは難しい(カヲルが3位にふさわしくないという意味じゃない)
アスカ、シンジはそれぞれ1位、2位で決定

新劇でカヲル君をもっと好きになった
この映画の一番良いところがそれ


アニメオタク外人さん
カヲルは俺たちが望む主人公だ

アニメオタク外人さん
>>4
カヲル君タイプは主人公に向かない
もっと普通の人じゃなきゃ


アニメオタク外人さん
シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱを見るまでは最終的な判断を保留するつもり
庵野が用意してる結末を知らないままアレコレ言うのは間違い(……作ればだが)
自分は25話、26話が好きだ
なぜなら旧劇があると知ってるから

Qは乱雑な単体作品だ
カヲルコンテンツを愛する者として恥ずかしい
自分は新しいものを嫌うたちじゃない
むしろ好きだ

TVシリーズの内容が見たければ、もう一度見直すか漫画を読む
なぜQが嫌いかというと、エヴァに見えないからだ
エヴァの要素が入った別作に感じる
もしこれがエヴァではなく単体のロボットアニメだったら好きだと言っただろう

みんなの寿命が尽きる前に次作が完成することを願うばかりだ
ちょっとカヲシン愛を保つ儀を執り行ってくる……

アニメオタク外人さん
ヱヴァンゲリヲン新劇場版に関する意見は、いくつかの要因から複雑なものになる
内容が分断されているし、4作目を見ないで3作目を批評できない
とはいえ、テレビシリーズが1話ごと自己完結型のプロットを持っていなければならないのと同じで、映画も1作品ごと何らかの結末がなければならない

ならば新劇場版はどうか
当然だが繋がりは曖昧で、映画から何を読み取ろうとするかに評価が依存してる
新劇最大の強みは最大の弱みと同じく、碇シンジを物語の中心に据えていることだ
必然的に他のキャラクターはあまり掘り下げられない

しかしこれは問題ではない
当然新劇の登場人物にもTVシリーズと同様に複雑な動機があり、ときには矛盾した行動をとる
これらは断片的なモノローグや省察で描かれている
ただしその部分が見たいという人がいるから、駆け足な描写を「浅い」と感じ欲求不満に繋がる可能性もある
TVシリーズを詳しく知っている人ほど不満を抱きやすい

これは「登場人物の中身が描かれない」から不満という意味ではなく、「TVシリーズとは違う性格をしたキャラがシンジの視点から描かれる」ことに対する不満

顕著な例はミサト
「母親代わり」「シンジに命令する人物」というTVシリーズで描かれた性格すべてから大きく外れている
Qの冒頭で、確かにミサトはシンジに対する枷として機能する
しかし完全に関係が終わったというわけではない
なぜならDSSチョーカーのスイッチを押さなかったから

そもそもミサトはシンジを信頼したことなど一度もない
元のシリーズでもシンジに過去を話したことはない
部下と上司の関係を超えて近付こうしたことはない
なぜミサトはシンジに冷たかったのか?
答え:ずっとそうだったから

どちらかと言えば彼女はそういった関係を後悔している
自分が命令して大災害を起こさせてしまったことも

この種の不完全な人物描写によって新劇場版に不満を抱く
しかし今思えば破はこれを演出するためのものだったのかもしれない
序、破はいかにシンジが人と繋がっていくかの映画だった
最もわかりやすい例がREI-02
彼女がどれくらいシンジに近づいたのかは見て分かる通り

レイの話は、Qで初号機内に
REI-02が取り残されていることを示唆することで続いている(ユイと一緒に)
つまり次作でゲンドウとシンジの動機が一致する

アスカは孤独からスタートして、破で協力を学んだ
彼女はエヴァ参号機の件でシンジに裏切られたと感じている
ミサトの同じくシンジに未練があるように見えるが、アスカは傷つかないよう壁を作った

マリはシンジと全然関わらないので最も曖昧だ
しかし彼女は映画内で一番描写不足で、動機がほとんど不明だから当然


そしてシンジ、コンプレックスの化身である素晴らしい男
彼は他の登場人物たちのコンプレックスを顕在化させている

序では世界の構築
「人との繋がり」を描くために、「世界から孤立していると信じ込んでいる少年」として描かれるシンジ
シンジとレイをくっつけようとする母親役としてミサトが描かれ、最初の繋がりができた
「孤独を克服する」テーマが顕在化してくる
TVシリーズでは長々やっていた部分が一気に開発された

破ではプロットを進めるため多少駆け足になる
ミサトとの関係が断たれ、アスカを傷つけ、レイを救うためにやけくそになり世界を見捨てる

Qでシンジは世界を捨てたことの責任を取らされる
自分がいない間にできてしまった壁に対処させられる
壊れた世界を元通りにするという幼稚な夢を実行し事態を悪化させる
罪から逃れようとした人間は傷つくだけということが描かれる

この時点で『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』に重なる
シンジの行動は彼が唯一信頼できると感じた友人の死に繋がった
旧劇と違うのは他のキャラクターが正気を保ってること
今回のシンジはアスカと人間の形をしたレイを引き連れてラストに向かう

紛らわしいが、キャラクターの性格はずっと変わってない
変なところはあるけれど、新劇場版は基本的に正しい
元と比べて良いか?
良いと断言するのはためらうが、駄作とは言えない

考えることをたくさんくれるし、手は抜いてない
続きを楽しみにしてる


アニメオタク外人さん
>>7
ちょっとだけ言わせて
セカイ系のジャンルは恋人と世界を天秤にかける物語だ
思うに庵野は破でそれをやった
直接的に描かれてはいないが

シンジはそれが何であれ簡単に見捨てるような人物じゃないと思う
サードインパクトはシンジや視聴者が予想できない新しい方法で起こった


アニメオタク外人さん
>>8
シンジはサードインパクトを目的としていたか?
もちろんNO
ただし彼は自分からこう言った
「僕がどうなってもいい、世界がどうなってもいい、だけど綾波は、せめて綾波だけは絶対助ける!」
これはニアサードインパクト中の思考であり、Qで責められる理由


10 アニメオタク外人さん
これは好きだ
これは全部好きだ
初見の俺にとっては、全部が全部異なる時間軸に異なるパーツが並べられているように見える
次作も楽しみにしてる
シンジがシンジならそれでいい

エヴァの世界はアーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』のラストシーンと似ている
似たテーマの作品を探している人にはオススメ

11 アニメオタク外人さん
付加価値を除いて新劇場版がオリジナルよりも優れていると感じる理由が2つある
第一に、使徒がなぜ第3新東京市を襲うのか簡単な説明があるから
初見の多くがこの手の質問をしていることに気づいた
使徒の攻撃が予想できた唯一の場面は、ガギエルが国連太平洋艦隊を襲った8話
そのときは加持がアダムを運んでいた
そこから「なぜ使徒は特定の都市を襲うのか」を予想する必要があった

二番目はシンジとカヲルの友情がしっかり描かれたこと
TVシリーズよりも関係性に説得力が出た

新劇場版に対する批判で一番多いのが、キャラの描写不足
TVシリーズには26話あったのに対し映画は3作品(製作中含めれば4)しかない
これは不公平だから正当な批判じゃない
テレビのほうが詳しく描けるのは当然

英語版の声優には不満がある
懐古厨かもしれんが、FunimationよりADヴィジョンの声優のほうがよかった
なぜってキャラの声が区別できない
ゲンドウと冬月が似ててどっちがどうかわからん
日向と青葉も似てる
ACヴィジョンはちゃんと区別できた

一番目立ってたのはリツコ
コリーン・クリンケンビアードの声は平坦に聞こえる
スー・ウールのほうがよかった
Funimationは吹き替えを委託してオリジナル・キャストを再集結させられたんじゃないか

最後に
フォーラムで引用されるファン理論の多くは、新劇場版がオリジナルの続編、結果だと言っている
これは間違ってると思う
証拠として引用されてるものの大半には反論できるが、物によっては次作リリースまでのさばった

12 アニメオタク外人さん
初見
『The Quiet Earth』は男性2人と女性1人で展開する映画で、空に土星が浮かぶシーンで終わる
自分が心配してるのは次作はThe Quiet Earthの性別をひっくり返して終わり、になること

新劇場版はTVシリーズと同じく期待はずれだった
クライマックスまで盛り上げて、結末を見せずに終わり
25、26話はファンにとってもクソだったし、Qもそう

庵野が次作でシリーズを清算するとしたら?
フラッシュバックを行い、カヲルとMark.06とサードインパクトを見せるか?
どうやってみんな生き残ったのか、生存者がNERVと戦って初号機を奪取するのに使った資源はどこにあったのか、シンジがなぜ宇宙に飛ばされたかを描くか?

ありえない
絶対にない

すべてが頭の中で進み、オリジナルレイが出てくるか?

たぶん

いいや、俺はきっとアスカ、シンジ、9体目のレイ(なぜレイQと呼ぶ?)が出てくるラストシーンを見て、それからThe Quiet Earthを見る
そしてそれが結末だったと思いこむ
(新劇場版を見るまでエヴァとThe Quiet Earthが似ていることに気づかなかった)




13 アニメオタク外人さん
ここで言うべきことは一つ
初見よ、続きを待つ苦行にようこそ

14 アニメオタク外人さん
まだ未完だからはっきりとは言えないけど、確実にオリジナルより好きだ
というより別作品だとは思わない
新劇場版は自分にとってエヴァ2期
そしてもし最後の映画がクソだったとしてもこのシリーズを嫌いになることはない

なんかみんながやんや言うもんだから庵野が大変な思いをしてるんじゃないかって気がしてきた
でも庵野はそういうときに最高の仕事をするから楽観視してる
最近のロボットモノはフツーの作品ばかりになってしまった
自分は常に新しいものを探してる
次の映画がそうだと思う

誰にも予想はできない
幸運を祈れ



引用元