アニメオタク外人さん
Redditで使われているのは英語が基本であるため、利用者の大部分がアメリカ人、もしくは西洋人だと考えられる
西洋のアニメ産業と日本の関係性は、多くの人が興味を持っているところだと思う



収益性について


最初期のアニメ制作は難航していた
なぜならスポンサーが支払う制作費よりも高価なものだったからだ
実写の半分のコストでは製作は不可能だった
“漫画の神様”手塚治虫は鉄腕アトムの脚本を手がけた際、漫画からたくさんのカットをアニメ化しようとした

彼は外部スタジオに委託する手法を使い、これが今日のアニメ産業の土台システムとなる
そのせいで多くの敵もできた
しかしこれでもまだコストカットは不十分
虫プロダクションの交渉で作られたアニメですら採算が合わず、西洋(中でもカートゥーン業界からの投資を求めてアメリカ)に目を向けた
結果NBCと契約を結ぶが、金銭的な余裕が少しだけできただけで、別の問題を抱えることとなった

アメリカ人は「アニメーションはどうあるべきか」の具体的なイメージを持っていた
そして手塚は作成中だった物語から大人向けのテーマや脚本を無くすよう指示された
鉄腕アトムの始め12話のうち半分が編集され、英語のテキストを加えたり、日本文化を取り除くなどしてアメリカの視聴者に受け入れられやすくなった
鉄腕アトムはアメリカ人の金を巻き上げるものだったとも言える
後に『ジャングル大帝』にも出資を受けるが、これにも制限が加えられた

1973年、虫プロダクションが倒産
手塚治虫は素晴らしいクリエイターでありパイオニア的存在だったが、ビジネスマンではなかった
スタッフに重労働させ、アニメを安売りする習慣は後の業界を苦しめることになる



フランスでの成功


日本国外でアニメ、漫画が評価された初期の例のひとつがフランスだ
90年代になって他の国々でアニメが流行ったのに対し、フランスでは70年代から見られていた
初期の頃からアニメ、漫画に触れてきた強みは、『インターステラ5555』『ワクフ』『ミラキュラス・レディバグ』などの作品にしっかりと活かされている


世界名作劇場


アニメをヨーロッパに広めたのは『世界名作劇場』だった
国際的(とくにヨーロッパ)に親しみやすいストーリーのアニメ群
同時に「日本製アニメ」に関心が集まる
ヨーロッパ人は誰でも『ハイジ』『小さなアヒルの大きな愛の物語 あひるのクワック』『みつばちマーヤの冒険』『赤毛のアン』『小さなバイキングビッケ』を見たことがある

しかし多くの人がこれらが「anime」であることを知らない
そういった作品は各国の放送局と共同制作で作られたものだ
もちろん、SHIROBAKOファンが考えているであろう『山はりねずみアンデスチャッキー(Fables of the Green Forest)』もある
これはアメリカの話ね


血、性と暴力、OVAの90年代


ファミリーフレンドリーな世界名作劇場やジブリ作品がある一方で、過激なOVAも作られていた
要するに、日本は第二次世界大戦の直後、Japanese economic miracleと呼ばれる経済成長で世界経済のトップレベルにまで上り詰め、バブルが崩壊し失われた10年(Lost Decade)に入る

このとき日本は欧米の市場(とくにアメリカ)に目を向けた
国内市場では企業からの投資は見込めないだろう、顧客はもう製品を買わないだろう、と
ジブリは平気だったが、誰もがジブリなわけではなかった

実験が始まった
業界を救うための新しい手法が数々試された
その中で生まれたのが残虐性の高いOVA
数年前AKIRAはアメリカで成功を収めていた
日本人は気づく「アメリカ人は死と血が好きだなこれ」

もちろんこれは成功しなかった
もしこれらのアメリカ人向けOVAが量産されていたら、西の人々の関心を失っていただろう
結局のところ業界を救ったのは、ひとりの狂人によって作られたTVシリーズだった
当時『新世紀エヴァンゲリオン』が成功すると信じていた人は皆無だった
しかし、スタジオガイナックスだけはこの作品が運命であり、死にかけた業界を救うものだと主張していた



忘れられていること


暴力的なOVAは確かに成功しなかった
しかし、90年代に起こった変化にはもうひとつある
漫画だ

当時アメリカのカートゥーン市場は、マーベルとDCによって60~70%が支配されていた
競合他社を買収し、ひとつの色で塗りつぶしていく
彼らの犯した間違いは、スーパーヒーローに頼り切りだったこと
他のジャンルがあったにも関わらず、とにかく彼らはスーパーヒーローユニバースを全面に押し出した

マーベルもDCもターゲットは若い男性だった
そこに、あらゆる層をターゲットにした漫画が現れる
しかも長編モノ
フランス人はもっと前から知っていた日本の漫画

それではなぜ日本の漫画がここまで主流になったのか?
ドラゴンボールの作者鳥山明は、ミラーリング(左から右に読むようにすること)に反対していた
西洋の出版社は、西洋の読者が読みやすいよう日本語版とは逆向きに読み進められるようにしていた
しかし鳥山明は断固として反対する

彼ははっきり言う「ミラーリングをやめるか、ドラゴンボールを読まないか二つに一つだ」
西洋の出版社は元バージョンで出すようになった

「読みにくいんだから売上は落ちるだろう」という予想は見事に外れた
逆に、「エキゾチックな読書体験ができる」と売れてしまうという問題が発生した

ミラーリング無しの漫画が売れたので、西洋の出版社は完全にそれをやめた
これは漫画の普及に大きく影響した
1999年(※正確には1988年)、フランスがドラゴンボールの放送権を買う
ドイツ人はフランス語版から翻訳した
アニメにおいても一歩先をいっていたフランス

面白い事実:
アメリカのハーモニーゴールド USAはフランスと同じ年にドラゴンボールの放送権を買ったが、内容を大幅にカットして放送した
すべてのキャラクターの名前を変更し、全編5話+映画にした
アニメを見なさそうな観客をテストする目的で放送し、続きは流さなかった

もうひとつ、1995年にファニメーションが放送したが、これも編集版で低評価
Dragon Ball Zは2シーズン放送されるも途中で終わった
1998年にCartoon Network版(あまり検閲されていないバージョン)が出てようやく受け入れられた


新世代


これまで積み重ねてきた成功によって、西洋の子どもたちは「シリーズ」の形でアニメに触れられるようになった
ドイツのMTV、Vivaというチャンネルは深夜アニメを放送した
子供向けの、ヨーロッパ人の感覚にあうアニメも放送されていたけれど、みんな『デジモン』『神風怪盗ジャンヌ』『キャプテン翼』『ONEPIECE』に夢中になった

アニメ専用の雑誌も作られ、漫画に対抗するコミックができ、セーラームーンのバンドすら誕生した
セーラームーンネタ以外やらないSuper Mooniesとかいう奴らもいた
アニメ音楽作成に命をかけた会社がたくさんあった

この大流行は00年代前半に突如終了する
これをエアフルトの大虐殺と言う
親世代と政治家が暴力的なメディアを敵視し始めたのだ
槍玉に挙げられたのはビデオゲームだが、アニメも巻き込まれた

(※2002年、ドイツ、エアフルトで銃乱射事件が起こった。エアフルト事件)


Geneon


大西洋の反対側、つまりアメリカでも別の問題が生じていた
ドイツのアニメ産業は既に死亡していたが、アメリカもバブル崩壊直前にあった
Geneonという名前の会社がアニメのライセンスをたくさん持っていた
90年代からある会社で、高品質のアニメを放送するのでアニメファンから崇拝されていた
2003年に日本の会社に買収され、多くの作品を共同制作した

それが突然2007年にアニメ業界から足を洗うという
高品質のアニメは高価であり、利益をあげられなくなった事業はたたむしかなかったのだ
Geneonの敗北はアメリカ市場に大きな穴を残した


移り変わる時代


西洋市場は00年代に失速するも、かわりに中国からの投資がアニメ業界に入ってくる
中国企業は投資だけではなく、スタジオ絵梦を設立し将来のアニメ業界に対する大きな期待をみせる
しかし西側も負けてはいない
アニメコンベンション、ジブリではないアニメ映画の受け入れ、日本と同じ時間に見られるサイマル放送の実装(アメリカではスペース☆ダンディから、ドイツでは新妹魔王の契約者からスタート)

アニメの数は、企業からの投資が増え続けていることを意味してる
中国から、サウジアラビアから、アメリカから
シーズンごとアニメは増える

今やアニメファンは大量にいる
ウォシャウスキー姉妹、ダーレン・アロノフスキー、ギレルモ・デル・トロは公然とアニメ好きを名乗ってる
サミュエル・L・ジャクソンはアフロサムライのファン
マイケル・B・ジョーダンもアニメオタクだ

スポーツ界ではアメリカのフィギュアスケータージョニー・ウィアー、ロシアのメドベージェワ、ドイツのサッカー選手ルーカス・ポドルスキがアニメ好き

最近出てきたストリーミングサービスは、アニメの放送権で競合してる



要するに

西洋は日本のアニメ産業と昔から関わりがある
関心が一気に高まった時期があり、また落ち込んだ時期もあるけれど、常に成長を続けてきた
熱狂的なファンはアニメディスカッションをしてるし、ファンアートも描かれてる

まだまだアニメはニッチだけど、もはや隠されてるものじゃない
「anime」はジャンルではなく、いろいろな作品がある「メディア」だと人々が認識するにつれ、ますます成長していくと思う

ソース:
ジョナサン・クレメンツ Anime a History
ソース2
ソース3
ソース4
ソース5

アニメオタク外人さん
俺はアニメがアメリカで流行した原因はゲームだと思う
コンソールゲームは長い間日本が支配していた
90年代初期のゲームの多くは日本製だったが、アメリカの子供たちは何の疑問ももたず遊んでいた

プレイステーションみたいなグラフィカルなゲーム機の登場が分水嶺だった

ストーリーゲーム(JRPG)、とくにFFXII FFVIIでアメリカの子どもたちが日本の美意識に慣れた
そこから一定数がアニメに流れるのは自然
ゲートウェイドラッグ的な


アニメオタク外人さん
>>2
FFXIIはわからんがFFが影響してるのには同意
西洋で「ファンタジー」とついているトールキンの模倣作品と、ファイナルファンタジーの「ファンタジー」はまったく異なる
これが日本の「ファンタジー」つまりアニメに慣れるきっかけになったと思う


アニメオタク外人さん
アニメが流行してる理由は2つだと思う
見やすさと宣伝
実際You Tube見るとアニメが目に入る状況にある
ゲームも同じ

合法だろうと違法だろうと、今や簡単にアニメが見られる
タイトルで検索すればいいだけ
字幕も吹き替えもすぐに出る

アニメオタク外人さん
>>4
まったくその通りだと思う
でもNetflixの使いづらさは違法視聴を広める要因になってる

アニメオタク外人さん
>>5
アニメを見るのに3つ以上のサービスと契約しなければならない状況で「違法に見る人が多すぎる」というのはな
アニメを盾にして「言うとおりの契約料払え」と言われても呑む必要はない
あらゆるメディアの最終目標は、見やすく、支払い安くだ

俺は俺が支払ってるサービスを使ってアニメを見るが、何か見たい作品があって、それを見るためには別のストリーミングサービスと契約しなければならないなら他の手段を探す


アニメオタク外人さん
>>6
それもおかしな感覚だと思うがな
すべてのアメリカの番組、イギリスの番組を放送するサービスは存在しない
もっと規模を狭めようか
すべてのカートゥーン、ヒーロー番組を放送するサービスも存在しない
あるいはすべてのゲーム、書籍を配信するプラットフォームは存在しない

アニメはいろいろな企業によって作られている
これをひとつのプラットフォームで配信するのは不可能(消費者的にはそれが理想だが)
ただアニメ産業に最も打撃を与えているが違法視聴ではないということには同意

やはり一番は最初の投資額
多ければそれだけマーケティングに力を入れられる

ドイツのアニメ産業はこれをやってる
無許可で字幕をつけた翻訳者にライセンスを与え、違法でつけた字幕版は一旦消すよう頼む
数年前、彼らは公式の翻訳者と一緒に働いていたこともある
違法な手段を潰してもそれほど儲からないと判断したんだろう

まぁ一例としてハンブルクの電気屋の画像を見てくれ
明らかに違法視聴で苦しんでいる業界ではない


han2

han3

アニメオタク外人さん
アニメ視聴者は普通の人とは感覚が違うと思ってる
何が違うってアニメは独自のジャンルを築いていて、テレビ番組とは接続方法が異なるってことだ
例えばひとつのスレで『デビルマン』『けいおん』『僕のヒーローアカデミア』を話せるし、別に特別なことだと思われない

ひとつのディスカッションで同時に扱える
なぜなら「アニメ」だから
関連性のないチェーンのようなもの
同じプラットフォーム上にあるかのように存在している

テレビ番組を扱っている板では『ブレイキング・バッド』『アイアン・フィスト』『スイート・ライフ』を同時に語るなんてことはしない
これらは全部ドラマだが共通点はない


アニメオタク外人さん
ほとんどの西洋人にとって日本は「あっち」にあるものであり、そこから来るというだけで共通点がある
イギリスはだめ
近すぎる
みんなすべてのアニメが異なった内容をしているにも関わらず同列に扱いたがっていると思う


10 アニメオタク外人さん
スレ主の言ったことに加えて、アニメは西洋メディアがやらないことをやっているのが強み
西には警察モノと現実的な作品が大量にある
一方アニメはあらゆるジャンルがあり、日本にしかない独特のジャンルすらある

さらに西洋のアニメーションはどんどん雑になっていて、とくにセルアニメは雑
だからアニメーションのファンをやっていたら国外に目を向けるしかなくなる
毎年アメリカで放送してるアニメーションは数えられるレベル
日本では新番組が何百もある

要するに質でも量でも日本の勝ち
そんでハリウッドはスピード・レーサーや攻殻機動隊の実写化を失敗することでアニメ視聴者を増やしてる


11 アニメオタク外人さん

(※それは“hentai”と呼ばれている。アートだ)

この段階はもう過ぎてほしい
西側がもっとhentaiを受け入れたら、と想像してみろ
より多くの成人がhentaiファン(俺もそのひとり)に変わる
輸入量を増やして日本の売上が上がり、コンテンツ量も増える
FeelやXEBECがhentai事業に手を出すかもしれん


人口が増えれば増えるほどhentaiも大きくなる
最終的には姉と妹とエイリアンと幼馴染がいるhentaiが作られる

西洋にはhentaiがないという時点で日本に負けてる
言うまでもなくhentaiに字幕はつかない
西洋人には要求する権利すらないから、商業的な展望はなし
だから個人の字幕製作者(魂の男たち)に頼るしかない

そのせいでニッチなhentaiを見逃してしまう
もっと太もものhentaiを見たい
微妙な作画のやつは見たくない

hentaiには普通のポルノよりも可能性がある
アヘ顔は神の偉大な発明のひとつであり、凄まじい痙攣オルガズムを味わう女性の顔をあんなにも可愛らしく表現するなんて信じられない
アニメ化されたhentaiで描かれるアヘ顔は、素晴らしい日本人男性(女性かもしれない)が描くそれと比べて無価値

描かれたアヘ顔のうちいくつかは、1000年前に作られたイタリアの作品よりも芸術的価値がある
心に吹く涼風
彼らが描く胸には柔らかさがあり、光沢があり、彫刻ですらある
絶対領域はこの世に存在する最も柔らかいものであると感じる

西洋のアーティストは漫画をそのまま絵にする傾向にある
一方で日本のhentai芸術家は、男心を反映した芸術作品を作り出す

先進的であれ、先進的な人類であれ
胸の大きいアニメの女の子が兄妹とやるのを許容するだけでどれだけ幸福になることか


12 アニメオタク外人さん
>>11
たぶんお前レスする場所間違ってると思う


13 アニメオタク外人さん
>>11
これ完全に詩だな



引用元